2012年 総評

※ネタバレ注意


第1位 『SAO』14話「私は結城明日奈、17歳です」
第2位 『フォーゼ』32話:流星の一連+コズミックステイツ覚醒
第3位 『エウレカAO』24話(完)「用意はいいか?アオ、反撃するぞ」
第4位 『氷菓』18話「折木さん、それって、とっても・・・」「うまく言えません」
第5位 『Fate/Zero 2nd』22話:征服王に令呪3回使い「重ねて命じる、必ず勝て」
第6位 『TOX2』Chapter15:アニメ挿入byユリウス「そうか。トマトソースパスタ、食べ損ねたな」
第7位 『あの夏』12話(完):前作の伏線も回収しつつ大団円のハッピィエンド
第8位 『TARI TARI』13話(完):卒業式〜留学先の紗羽EDからCパート和奏「ただいま」
第9位 『妖狐×僕SS』11話「キミだったのか!」「気付いてくださったのは貴女です」
第10位『これゾン2』08話「私は誰の思い出にもなれない、それが私への罰です」
第11位『機動戦士ガンダムUC』05巻「受け止めなさい、バナージ!」
第12位『境界線上のホライゾンⅡ』13話(完)「・・・ですが、わからないのはイヤです!」
第13位『偽物語』11話(完)月火ちゃん「へえ、それはお疲れ様のありがとう」
第14位『灼眼のシャナIII』24話(完)「キミといたら、僕は幸せになってしまう!」
第15位『Fate/Zero 2nd』16話「正義で世界は救えない。そんなものに僕は全く興味ない」
第16位『SAO』09話「あんまり締めつけると、俺のHPがなくなるぞ」スターバースト・ストリーム後
第17位『銀翼のファム』15.5話「私はディーオ様の友達です」
第18位『輪廻』02話:「それがいやならジャージ部なんて辞めちまえええ!」
第19位『AW』04話:黒雪姫のフィジカルフルバースト+シアン・パイルの正体発覚
第20位『エウレカAO』19話:ゲネラシ社長「融合爆裂」
第21位『エウレカAO』13話:エウレカ争奪戦、トゥルースの本気、ジ・遠藤さん
第22位『あの夏』09話:柑菜「それくらい自分で調べろ!」+「・・・これで5回目」イチカ先輩
第23位『TARI TARI』05話「そして、和奏の歌を聴くことができたら、私の人生は百点満点です」
第24位『SAO』23話「飛んで。どこまでも空を翔けて。世界の核心まで」
第25位『咲-Saki-阿知賀編』02話「どうしよう、すごく嬉しい」宥+ネクタイ締めて鷺森の入学
第26位『ギルクラ』19話:殉職したオオグモにアルゴ「一緒だよ」+シュウのヴォイド再覚醒
第27位『EVOL』13話「構うものか、僕は二度と見たくないんだ・・・キミの涙は」
第28位『中二病』10話「ずっしり詰まってるんだよ」「愛情が?」「現実が」
第29位『あの夏』11話:美桜の恋+柑菜の吹っ切れ「幸せになれ!バーカ」
第30位『輪廻』08話:ミドリ凍結命令のストライキ和解後に小さな「まるっ」
第31位『リトバス』07話「三枝さんは嘘は吐かない。いたずらはするけどね」
第32位『SAO』22話:グランドクエストに臨むキリト「落ちろおおおおおおおおおお」
第33位『SAO』24話「こんな魂のない攻撃に、あの世界の刃はもっと重かった。もっと痛かった!」
第34位『中二病』05話:テストをパスして新たなプロトコルコード(メアド)を取得
第35位『灼眼のシャナIII』17話:吉田さんが悠二に協力、ついに田中が目を開く
第36位『ギルクラ』22話(完)皆殺しのダリル+葛城ミサト化したローワンの最期
第37位『さくら荘のペットな彼女』04話「空太の願いが叶いますように」
第38位『境界線上のホライゾンⅡ』11話:Aパート妖精女王「待って!お姉ちゃん!」
第39位『偽物語』03話:Bパートラスト妹からメール「助けて」で監禁ごっこ離脱
第40位『輪廻2』06話:1人でしりとり呟きながらユリカノの思いを当てる衆人環視の奇跡
第41位『銀翼のファム』21話(完)サーラ目覚めてルスキニアとバサント探す
第42位『TARI TARI』08話:競馬学校に電話する父のファイト+放課後の馬登校
第43位『ROBOTICS;NOTES』08話:AI(アイリ)の「お仕事が1つ減る」
第44位『ココロコネクト』03話:桐山唯の男性恐怖症をキンテキで荒療治
第45位『Fate/Zero 2nd』23話「忠道、大儀である。努々そのあり方を損なうな」
第46位『Fate/Zero 2nd』19話:海上でランチャ発射直前「アンタは僕の本当の家族だ」
第47位『氷菓』14話:お料理コンテストでのわらしべプロトコル発動!
第48位『エウレカAO』12話「初めまして。私、エウレカといいます」+月光号登場
第49位『SAO』08話「今回だけ食材に免じて、私の部屋を提供してあげなくもないけど」
第50位『銀翼のファム』13話:国境警備隊グラキエス語のディアン「アリガトウ」
第51位『あの夏』02話:ラスト「カイくんのバカ」「バカは俺だ」+眠ったフリの美桜の一連
第52位『輪廻』05話:「もちろん、だから戦争になるんでしょ?」 
第53位『妖狐×僕SS』03話:仲直りの指きり千本「僕を殺さないでくださいね」 
第54位『これゾン2』07話:京子「アリエル先生、クリスの弱点、私知ってますよ?」
第55位『咲-Saki-阿知賀編』12話「学校より床が冷たい」by園城寺
第56位『エウレカAO』04話「いざとなったらトリトン号を盾にする」 
第57位『リトバス』02話「4番サード、タンポポですか?」
第58位『中二病』11話「片付けていいものと、そうじゃないものの違いがわからない」
第59位『エウレカAO』03話「恨まないでくれ、みんなこの島が好きなんだ」「俺だってこの島が」
第60位『輪廻』11話:ユリカノの遺志継ぐ3人(がんばれジャージ部の人文字は減点)
第61位『Fate/Zero 2nd』25話(完)「俺なら大丈夫だって。任せろよ、じいさんの夢は」
第62位『妖狐×僕SS』12話(完)「キミが自分のことを好きになれなくても・・・好き」
第63位『TARI TARI』03話「合唱部、時々バドミントン」という来夏の温情に涙目
第64位『SAO』19話「この世界で欲望に身を任せれば、その代償はリアルの人格へと返っていく」
第65位『さくら荘のペットな彼女』03話「出て行く詐欺ならもう聞き飽きたよ」
第66位『ココロコネクト』09話「ラブホに行こう」
第67位『銀翼のファム』11話「優勝したら嫌いなニンジン食べること」+女帝崩御ルキア発狂
第68位『エウレカAO』20話:IFOゼロ=アーキタイプ、コードネーム「カノン」登場
第69位『はぐれ勇者の鬼畜美学』09話:不良の鬼塚くん「意地くらいあんだよ、この俺にも」
第70位『境界線上のホライゾンⅡ』05話:トランプと交戦開始、トーリのデートを死守せよ
第71位『EVOL』26話(完)ゲパルト+スパーダ=ゲパーダに変形。カイエン「いくぞ親友」
第72位『氷菓』19話:当て推量ゲームという名の、2人きりのラブラブ討論会
第73位『SAO』02話「アスナ、最後の攻撃、一緒に頼む!」
第74位『SAO』16話「死んでもいいゲームなんて温すぎるぜ」
第75位『ギルクラ』21話:綾瀬が車椅子からエンドレイヴにシュウの手を借りて搭乗
第76位『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-新京都編』後編:無限刃が逆刃刀の隣に奉納される
第77位『境界線上のホライゾンⅡ』10話「僕のことを好きなほうでいいいんじゃないかな?」
第78位『エウレカAO』05話「問題ない。母親から受け継いだキミの個性だ」
第79位『銀翼のファム』15話「バサントとルスキニア、喧嘩しちゃった」byサーラ
第80位『TARI TARI』10話「最期に会えてよかった」「え?」「なんかね、ちょっともうダメみたい」
第81位『TARI TARI』04話「集まるから歌うんじゃない、歌って人を集めるんだ」
第82位『輪廻』09話:今は亡きまどか実母の過去+キリウスたち
第83位『恋チョコ』06話:ガレージたちフィギュアの売上を寄付するなど
第84位『これゾン2』09話「おじさん、がんも1つ」魔装少女最強のクリスと冥界最強ネネさん飲み
第85位『咲-Saki-阿知賀編』05話「私が行ってくる。私、お姉ちゃんだから」
第86位『K』12話「おじいちゃんになっても中尉は中尉のままだね」
第87位『はぐれ勇者の鬼畜美学』05話:妹のブラ試着で謎の感動涙
第88位『恋チョコ』12話(完)最後まで聞いてくれてありがとう。+ラッキーポッキー
第89位『咲-Saki-阿知賀編』03話「お前も衣と遊んでくれるのか!」
第80位『わすれなぐも』(アニメミライ枠)劇場公開2012年3月24日:久々に良質のバッドエンド
第81位『さんかれあ』07話:蘭子との馴れ初め、初めて手を繋いだのは?
第82位『さんかれあ』12(完)「私は私。だから・・・れあちゃんはれあちゃんで頑張って」
第83位『輪廻2』02話:ヴィラジュリオに直電したまどか「そっちにムギナミ帰ってますか?」
第84位『氷菓』17話「期待っていうのは諦めからくる言葉なんだ」
第85位『TARI TARI』01話:音楽発表会の課題曲は『true tears』のOPだった「リフレクティア
第86位『リトバス』10話「この状況で断るほど意地悪じゃありません」
第87位『EVOL』10話:ロミジュリ的出会い=ジンとユノハの意外なカップリング 
第88位『K』13話(完)「悪いな、貧乏くじ引かせちまって」
第89位『京騒戯画』第二弾4話「格好いいしょ?阿吽ってさ、始まりと終わりの意味なんだって」
第90位『マギ』第12話「俺はバルバッド第三王子アリババ・サルージャだ。この門を開けろ」
第91位『AW』20話「千百合を信じているから、信じない」
第92位『カンピオーネ!』11話「夜分遅く失礼します」もう1人のアテナは敬語使い
第93位『BTOOOM』11話:不発のボムがヒミコの胸で跳ね上がる曲線美
第94位『テンペスト』03話:真広は犯人を探せとは願ったが「生き返して」とは言わなかった
第95位『新世界より』04話:国会図書館を捕獲して今までアバンの伏線回収など
第96位『これゾン2』04話「家族に壊されるのがプラモの醍醐味」by織戸
第97位『ギルクラ』17話「また僕を売るつもりだろ!シュガー!」+ラスト腕切りの転落 
第98位『EVOL』02話「これ以上の交戦は無意味です」「戦う意味は俺が決める」
第99位『T・E』03話「失望したよ、貴様のような奴に帝国の未来を託さねばならんとはな」
第100位『京騒戯画』第二弾1話「先生、私は元気です」


感想、抜粋〜

ソードアート・オンライン』14話:世界の終焉
 血盟騎士団の団長が開発者の茅場晶彦だったことが露見して1対1の血統へ。キリトはエギルやクラインに別れを告げ、茅場には自分が死んだらアスナが自殺できないよう頼むところが残酷でゾクゾクっときた。「キリト君ダメだよ!そんなの、そんなのないよ!」叫びながら殺し合いのデュエル開始。二刀流スキルの事実上キリトが最強だったが、剣が折れてトドメ刺される寸前に麻痺から解けたアスナが身を挺して死亡。るろ剣の巴さんみたいな十字架を背負ったわけではないが、アスナの剣を手に振り回して自暴自棄の死亡フラグを立てたキリトに奇跡が起こって茅場と無理心中することに成功した。一瞬ニヤリとしながら刺された茅場の表情から、どこまで偶然でどこまで必然かわからない演出によって助けられた視聴者も多いことだろう(笑)。浮遊城アインクラッドの崩壊を眺めるキリト、そこでアスナと再会してラブラブ展開の流れ。アスナは本当に死んだのか?この段階では不明ではあるけど茅場が「2人におめでとう」を言いにきたので希望的観測は残しつつ、ログアウト寸前の最期に「本当の名前」教えてというのは「本名」教えてよりロマンチックでよかったね。こういうのをリアルよりリアリティがあるというのだろうか。そして現実世界で目覚めたキリトはさっそく点滴を持ちながらアスナを探しに行くシーンでエンディングへと流れる。心電図のバイタルサインが消えても生きているって暗示性も深読みするといいね(涙)総じて、これで普通に最終回でも良かったけど、2クールっぽくて原作知らないから素直に楽しめた。まさか第15話以降(フェアリィ・ダンス編)になろうとは思いもしなかったけど。いろいろツッコミどころも多かったし捨て牌いっぱいあったものの、そっち系のスルースキルと、作画よければある程度よしとなることが立証された作品として後世に語り継がれることだろう。そして『新世界より』はきっと耳が痛いことだろう


仮面ライダーフォーゼ』32話<超・宇・宙・剣>
 朔田流星と入れ替わりで交換編入生として昴星高校に入った弦太朗たちの元クラスメイトの山田竜守がアリエスだったとわかって後編。冒頭から、山田の作った私製の絶対王国にて、刑を執行する役柄を与えられ最初に反旗を翻したのがジェイクというのも印象的だった。「あのう・・・俺もあんま褒められた人間じゃないっすけど、これよりひどい芝居を見たことがない」と言い捨て台本をビリビリ破るとか。いつも一番下っ端なチャラ男くんが口火を切ったのがいいね。そして弦太朗を殺した裏切り者の流星は、「如月と友達になりたい」その自分の本心を裏切ったことに気付いて崩れ落ちるシーンから一転。造反者の処刑時刻に現われた彼は、使えなくなった変身ベルトを地面に置きアリエスに拳を振るう。「俺はせめて如月の守りたかったものを守る。償いなどではなく、俺自身のケジメとして」変身できなくても生身で殴りかかるところが素敵すぎるよ。一方の前回脱出した賢吾と教師のパート。 「こいつは如月弦太朗ですよ・・・なあ、そんなもんじゃないだろ、キミの非常識は」ライダー部の部室で救命措置を行う賢吾も素晴らしかった。コズミックエナジィの奇跡で目覚めたあとも、親友である主人公を信頼している名言は続くしね。「それより、行くんだろ?馬鹿なキミのことだ、どうせみんなだけじゃなく朔田も助けに行くと言うに決まってる」再び処刑シーン。傷だらけの流星を抱く弦太朗のカメラ割りも神がかっていた。ひたすら詫びる流星に対しての名言「お前も俺もダチを助けるために全力で戦った。そんでお前が勝った。ただそれだけじゃないか?友情の真剣勝負ができるならいいやつの証だ」「お前は俺のダチだ、もう一点の曇りもねえ」そして40番目のスイッチ=コズミックステイツの覚醒である。「今から、俺の体は超強くなる!」ということで、総じて特撮はアニメ脳でみるといい。今年から始まったウィザードは近年稀にみるつまんなさだけど


エウレカセブンAO』24話(完)夏への扉
 大人の責任とは、スカブを守って戦った結果スカブバーストを起こしてしまったことへの罪滅ぼしだとして前作主人公のレントン氏。父とサッカー的キャッチボールしながら語り合う(途中で父親代わりに育てたじいちゃんも流れ球を渡してやるのも好感)王道のシチュを消化して「すべてを終わらせる」とスカブ消滅させるため出撃。「アオ、上手に飛ぶじゃないか」キャッチボールの続きはLFO戦で。「俺はこの宇宙を正しい世界に戻したいんだ」と譲らない父の攻撃に劣勢になってきたところで「用意はいいか?アオ、反撃するぞ!」と出てきたのがアーキタイプ版のトゥルースだった衝撃!たったひとつの真実ではなく、彼の望んだ真実だったこと。アオの姉が死んだ理由も判明して、世界からスカブに執着するのは「息子のため」だったとアオ自身が追求して「ありがとう、父さん」と叫びつつも、母やナルたちを気遣う。「俺はこの星で育ったんだ、俺たち子どもにも今まで生きてきた人生があるんだ。俺はそれを否定したくない。たかが人間の都合でチャラになんかしたくない」クオーツガン奪い返して10年前へ。フレアがアオを追いかけ「馬鹿よ、なんでも一人で抱えて・・・大馬鹿よ」ゲネラシ社長が犠牲になった連帯意識と恋心がごっちゃに揺れるいいシーンだった。総じて、中二病エレナの正体やナルの耳飾りのブラフはさておき、ひとは誰でも心の中にクウォーツガンを持っているだ、ということを体現した作品だ。「敵が味方になる王道の変化球」も良い。ベジータしかりヴィラルしかり加藤機関総司令しかり、あのガイアス王が使えるの?的な贅沢感というか。しかも初登場から半年間、私はこのトゥルースに対して並々ならぬ思いがあった。そもそも真実なんて公明正大な名前、よく自分で付けたな。『仮面ライダーウィザード』でも和菓子に「希望」って付けてたけど、『自殺島』の主人公が犬に「イキル」なんて付けると十字架みたいに重くて胃もたれしちゃう。敵が仲間になる願望のように、自分で自分の名前をつけるって願望もありますよね。名探偵のコナンやSAOのキリトみたいに現存する名前をもじるとか、そういうのなら別にいいんだけど名前負けして終わらないか不安だった思いを最終回で一蹴してくれたことは忘れません


TARI TARI』13話(完):晴れたり 泣いたり あとは時々歌ったり
 最終回は午後から晴れる天気予報のとおり、一時は校門や学校施設すべて封鎖されて万事休すだったが、理事長のパンツおろして校長が吠えて、教頭は声楽部と吹奏楽部がフォローして大成功。『まなびストレート』のように署名活動して膨らませることはせず、ここは潔くAパートでまとめていた。そしてBパートは青春の終わりを告げる高校生の進路それぞれ。紗羽は海外へ騎手のチャンスを賭けて留学するということで卒業前に旅立つ。搭乗口での見送りでは、田中が告白したような口パクだったが、紗羽の答えはどっちだんだろう?恋愛要素はこの2人が担っていたけど、あくまでエッセンスのひとつとして消化した感じ。屋上で田中だけ見切れて涙を拭いてた描写にも見えたけど、嬉し涙?悲し涙?和奏は教頭に教えをこいつつ音楽学校へ、ウイーンはヤンに会ったり、来夏は大学でサークルに入ったり。そして卒業式のビデオメッセージを紗羽目線で見ながら5人でED歌ってエンディングへ。Cパートでは、数年後?実家に帰ってきた母親そっくりの和奏の「ただいま」で終わり。ひょっとしてこれは『いろは』の主人公が「行ってきます」で締めくくったのと異口同音ではないか?総じて、放送当初こそ詰め込みすぎと批判された一面もあったけど、強引な世界観に引っ張られていく感覚もいつしか快感に変わっていった。歌はもちろん、現在と回想のスイッチや演出など見応えあり、失恋で大人になるのは『true tears』でさんざんやったしね


 テイルズ オブ エクシリア2TOX2)』Chapter15「兄の願い、弟の意志」
 「俺はマクスバード/リーゼ港で待っている。覚悟が決まったら来い」byユリウス。カナンの地に架ける橋のため、兄を殺す選択に進んで「俺を倒せないような弱虫じゃ、安心できないからな」戦闘終了後、分史世界のアニメ挿入。夕飯はトマトソースパスタにするからと別れた直後に正史ルドガーが訪れての台詞。「そうか、トマトソースパスタ、食べ損ねたな」「気にするな、弟のわがままに付き合うのも案外悪くない」という殺されるまでの一連ですね。本作の主人公ルドガーは、ほとんど声に出してしゃべらず、前作ジュードやミラたちに感情移入しがちで、私的にはルドガーは失語症のキャラだと脳内変換してたぐらいなんですが、このシーンで初めて声つきの分史ルドガーとすれ違ったことで「別人らしさ」が際立って良かった(笑)総じて、前作とは逆にエレンピオス側の視点なのでケータイとか駅の改札とか現代要素が多く、2年後という世界観ではあるものの、携帯版クルニクスの槍には現代科学の脅威を痛感させられました。クロノスとエルレインの違いはあれTOD2と同じく歴史改変というかパラレルものなので素材は使いまわし多いけど、キャラの掘り下げには貢献できたと思われ。チャプタ11「ミラ=マクスウェル」しかり、チャプタ16「審判の門にて」しかり、自己犠牲で泣かすのが定番化したテイルズシリーズの集大成のような感じでしょうか。いろいろ設定に矛盾あっても、エルエンドにしろルドガーエンドにしろ泣いたもん負けです。リドウ室長やビズリー社長も憎めない必要悪を演じておられた。「オリジンよ、俺個人の願いを教えてやる。あの数だけ・・・この拳で、お前たちを!」今回はしっかりシェルブリットの最終形態というか仮面ライダー要素も入って熱かったしね(笑)。そしてなにより、時歪の因子化していくエルを見てると、これはひょっとしてロリコンの父性矯正プログラムではないかと勘ぐりたくなるぐらい彼女の代わりに死んであげたくなる作品でした



 

ちなみに18禁アニメ2012(DVD発売年内のみ)
第1位『鬼父 Re-born 』〜小生意気な秘湯めぐり〜姉妹丼道連れ編
第2位『恋糸記念日』THE ANIMATION Memorial.1「むすんで ひらいて」
第3位『euphoria』〜帆刈叶 楽園終焉編〜
第4位『姦染5』〜The Daybreak〜上巻
第5位『少女×少女×少女』 THE ANIMATION 第一幕「祭子」
第6位『好きで好きで、すきで』THE ANIMATION Pretty.1「一枚上手」&「浮空」
第7位『姫様限定』意地っ張りお姫様・オリビア 強気に恥じらう高貴な足指
第8位『雨芳恋歌』ちっパイ従順・渚〜嗜虐的なデレエロレシピ
第9位『DarkBlue Vol.1』〜ミつめる恥ぢらい〜
第10位『お嬢様☆嫁入り抗争』上巻 極嬢の恋煩い