私の嫌いな言葉

 面接担当がイラつく「若者言葉」は?
 http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20130405-00029103-r25&vos=nr25mn0000001

 面接経験豊富な30代40代の上司世代に、イラつく「若者言葉」を挙げてもらったところ、最も多かったのは「見れた」「食べれる」などのいわゆる“ら抜き言葉”や「見てる」などの“い抜き言葉”だった。(中略)もちろん「超」「マジ」「○○ッス」は問題外との声が圧倒的。

 ・・・ということらしいですが

 私個人的にはDでもいい問題ではありますが

 私の嫌いな言葉をそっくり返すと以下のとおりになります

 
「キャリアアップ」
 私的にはキャリアというと携帯電話の契約やウイルスの感染など「運び手・保有者」の意味合いが先に思い浮かんじゃいますが、それとは違って「能力」とか「経歴的なスキル」のように使うのは気に食いません。本場の英語圏ではどのような使われ方をしているのかはさておき、こういう横文字を飾って説得したり啓蒙したりするというのは、私の数少ない経験上の人物像でいえばいけ好かない野郎が多かったです

「意識の高い〜」
 これは以前『怒り新党』でも取り上げられましたね。要するに意識の高い学生とか意識の高い社員育成とか、ずいぶんと立派な向上心をお持ちの方がお使いになられている気がします。そもそも意識に高いも低いもないでしょうに何様なのかしら。『スクライド』のカズマに言わせれば「人を勝手にランク付けすんじゃねえ!」って感じ

「気付き」
 なんかググったら「気付き力」とかも出てきました。たまに耳にするこの単語はコンサルティング用語らしいので、そういった専門的な場面で使う分にはどうぞご自由に気付きを大切にしてくださいですけど、日常会話のように織り交ぜられると気が滅入ります。「気付きを得る」とか「気付きを与える」とかって平気で一般人にも流用しちゃう神経が恐いです。同じような文脈で「子どもたちに夢を与える」とかいうスポーツ選手的な発想もしかり

「振り返り」
 過去を顧みること、プレイバックなど意味合いは色々ですし別に単体で悪い印象はないんです。ただ、大のおとなが後生大事そうに使ってると、「帰りの会」の小学生と話してるような気になってきます

「学び」
 これも「振り返り」とほとんど同じです。同じようなことでは「勉強になりました」もそうですね。私は無学という言葉も好きじゃないというか「無学なので教えてください」とか言うやつをみると吐き気がしてきますが、さておき「学び」とかいちいち口に出して恥ずかしくないんでしょうか。小飼弾の「必要性を意識している間は学びってほとんど身にならない」じゃないけど、社会人にもなってもまだ「学び」を大事にしてる人って大学生に戻ったらいかがでしょうか?と言いたくなります


 もちろん、単なる言葉です

 けっきょく「誰が」使うかによって印象も変わってくるのでその限りではござませんよね