各１話（後編）

　『Fate/Zero 2ndシーズン』01話（第十四話「未遠川血戦」）
　まさか伝記物でドッグファイトが見れるとは。1シーズン休んで再開後のスタートダッシュは完璧だった。間桐雁夜と遠坂時臣の直接対決もようやく叶って、その正義はどっちも正論に聞えたからすごく深イイ話だ。龍之介の最期は呆気なかったけど、青髭の行きつく先は令呪復活した言峰綺礼じゃないですよね？それにしても切嗣のダークヒーローぶりが本格化してきた。ビオランテの汚物処理は庭師の役目とはギル様のお達しだけど、セイバーとランサーの騎士道精神に賭けるという腹黒さに敬服せずにはいられない（笑）

　『めだかボックス』
　ジャンプ原作は読んでるので後回し。個人的に「VOMIC」時代の豊口めぐみ＆神谷浩史のイメージのほうが強い
　
　『さんかれあ』#1 私が…ゾンビに…なったら
　CV内田真礼はOVAやゲームを除けばヒロインデビュー作か。ちょっと強引なラストだったけど、ほんとにゾンビになったのなら成長記録の撮影会が終わって惜しい展開である。飼い猫ばーぶの蘇生実験を「俺のわがまま」と自覚している主人公は嫌いじゃない。そして半年しか離れていない年上のお姉ちゃん（従姉弟）もさることながら、妹の萌路（CV井口裕香）のキャラもすごくいい、次回予告の「みんな見るメロ」とのギャップもしかり（笑）、ただし主人公だけ、高河ゆんのLOVELESS的な髪型がちょっと気になるけど、おおむね伏兵の掲示板確保！

　『ＬＵＰＩＮ　ｔｈｅ　Ｔｈｉｒｄ〜峰不二子という女〜』第1話 大泥棒VS女怪盗
　劇画タッチの作風といい、バストアップの解禁された大人のルパン作品というのはダテじゃなかった。みゆきちと山寺ボイスで悩殺されたファンは多いんじゃないか？怪盗峰不二子の犯罪哲学はまだオープンにされていないけど、大泥棒ルパンⅢにとっての彼女は当時、予告状に代わる「退屈しのぎ」の相手だったのか。なんかちょっとカッコイイ。フラフラ教祖の秘宝をめぐって序盤戦はドローに喫したけど、１話完結でまったく別のエピソードになるのか、それともルパンは毎回登場するのか視聴者層も分かれそうな

　『エウレカセブンAO』第1話 ボーン・スリッピー　
　主人公フカイ・アオ（CV本城雄太郎）と幼なじみのアラタ・ナル（CV宮本佳那子）という名前はグレンラガンといい勝負だ、いやアベノ橋のアルミ＆サッシのほうが近いか。声優陣は有名どころを外して新鮮さを取った感。前作と違って、しっかり日本が舞台で沖縄ドルとか急にリアルな近未来SFになった。前主人公の子どもがアオなので13年後の世界ともいうけど。謎の連鎖反応、スカブバーストから生まれたGモンスターが村を焦土と化す。避難するよう声をかけたオバちゃんたちの軽トラもやられて死亡ルートの急展開。「外人」として大人びていたアオも死に物狂いで逃げて・・・しかしニルバーシュに乗らずに終わったし初回は2話構成っぽい。とりあえずコンパクの文字＋AOが浮かんだときは感動した。ゲッコー号みたいな？民間の防衛企業ダイガードの出番は来週へ。というか予告でちょっと興奮するネタバレが！まさか戦闘中は髪がエウレカっぽく変色するのか？綺羅星☆　

　『坂道のアポロン』#1 モーニン
　木の枝をバチに見立てたサブリミナル効果がうざい件。ちょっと昭和テイストの漂う世界観は九州弁のせいか、それとも女子の制服スカートが標準すぎるせいか。ジャズをテーマにBL的けいおん？になる予感（冗談）さておき、なるほどYUKIの歌う坂道のメロディはすごく良くて『ハチクロ』と『のだめ』をイメージしそうになったが、中身はやっぱり『NO.6』でした。主人公の薫というユニセックスな暗示といい、寝ぼけて手を取り合う恋人つなぎ、雨に濡れて着替え＋半裸など圧倒的すぎる

　『つり球』#1 テンパってフィッシング
　江ノ島に転校した主人公の「あがり症」はアポロンとかぶるな。般若と嘔吐の違いで差はない。「ボクと一緒に地球を救おう」で1話終了のパンチは効いてたのか、どこぞのQBかよ！と思わなくもない。宇宙人ハルの扱いがどこまで本気の「宇宙人」なのかわからないが、あくまで周囲の人間がノリとして扱ってるならスルースキル高すぎだろう。今のところ釣りの必然性は皆無に等しい。せっかく水鉄砲を使ってるなら「海水」使ったほうが本気度に深みが出たのに残念。関係ないけど0.001％ぐらいフリクリを連想したなど