各1話(前編)

 これはゾンビですか? オブ・ザ・デッド
 1話 はい、今再びの魔装変身
 1期の最初はエビだったのに対して2期はイカですか。冥界のメガロ戦はOPの殺陣だと無駄にカッコイイんだけどな。OPナレに紛れて主人公の説明乙。名探偵コナンもこれぐらいやってくれたらいいのに。さらに吸血忍者も魔装少女も死霊使いも肩書きだけ自己紹介して、本編という名のプレ本編へ突入してしまう潔さはいい。委員長の平松妙子(CV山口理恵)はあまり聞いたことないと思ったら1期2期ED担当の歌手だった罠。そんなに耳障りは悪くない。今回、玉子焼きに関してはヨナのほうが美味そうに見えたのは気のせいだろう

 這いよれ! ニャル子さん
 第1話 第三種接近遭遇、的な
 OPはキルミー枠。ラジオは何度か聴いたことあるけど本編は初めて見た。地上波にすべきではなかったのではないか(良い意味でFLASH向きだ)

 ヨルムンガンド
 #01 ガンメタル・キャリコロード
 久しぶりに本格的なガンアクション枠(B★RSなんて知らない)。世界平和のためと嘯く武器商人と、武器が嫌いな少年兵とのダブルキャストな主人公構成らしい。ココ・ヘクマティアル(CV伊藤静)の声に違和感を覚えたが、黒髪眼帯のCV大原さやかはベアトやテレスティーナで定評があるので問題はないだろう。ちなみにヨルムンガンドとは北欧神話に登場する蛇の怪物。ヨナのことを暗示てるんじゃなくて、そういう趣旨の同名計画が主軸っぽい。ただ1話をざっと見たかぎり、ブララグにちょっとガンスリ混ぜたような印象しか受けなかった

 『あっちこっち』
 EPISODE 1 あっち⇔こっち
 良くも悪くも、まんがタイムきららの原作らしい空気感。日曜日の朝、テレ東とかでやってそうな(笑)ただ、マジレスすると教室に入って「寒い」ってオチはないだろ。外から来たんだから「常温」のはずだ。ブリザードな演出はあざとい。さらにマイクテストのボケも1回目の「壁かよ」ってツッコミは良しとして、2回目で何もしなかったから「終わりかよ」はないだろ。マイクテストって言った時点で本来の役目は終えてるわけで何もしなくても正解だ、やるとしても3回目で初めて成立するボケである。わざと外しているならAチャンネルを見習ってもらいたい。勉強したいなら日常の再放送でも見てこいと言いたい。萌えのポイントも少しズレてる上に貧弱

 黄昏乙女×アムネジア
 一ノ怪 幽霊乙女
 あの花のめんまと違って視えないバージョンから始まるすれ違いコントも面白い。すでに亡くなっているヒロインの雨宮優子、もとい庚夕子さんは、幽霊というより透明人間のほうが近いのでホラー要素はそんなになかった。怪異調査部を設立したのは夕子さんの死の真相を探るため?記憶喪失の幽霊とはまたベタなミステリだけど推理小説的な展開でもなさそうだし、1話のように学園の七不思議を茶化しながら終盤シリアスに傾く傾向か。オカルト学院より真新しさはないけど、心霊探偵よりは現実路線っぽい

 アクセル・ワールド
 第一章 Acceleration;加速
 すごくいい所で1話が終わったので続きは気になる。ニューロリンカの量子接続というSF的な舞台措置だが、かといって攻殻の電脳世界よりファンタジィ要素が強いので、むしろ超電磁砲的なフリ幅ができて肩の荷がおりた。さておき、非モテ男を主人公にするのは難しいね、結局は幼なじみが味方になってくれてる現実があったりするとその時点で冷めるというか、CHAOS;HEADの主人公ぐらいしか成功例を知らない(笑)それと気になったのは、仮想世界でも仔豚のアバタにする必然性だ。せっかく.hackなのに黒雪姫にしても倉嶋千百合にしてもギャップがないのは勿体ない。でもまァ、何度も王道フラグをへし折ろうとした作者の企業努力は買いたい