ラジオがテレビを心配する
鈴木おさむ「考えるラジオ」
テレビはつまらない?編(2011.10.22 TBS RADIO 954kHz)
年々視聴率が下がり、テレビ離れが叫ばれる昨今。その理由のひとつとして「テレビがつまらないから」という意見もあがっています。あなたは、テレビは本当につまらなくなったと思いますか?なぜそう思いますか?という内容
ゲスト
加地倫三氏(代表作:ロンハー、アメトーク)
「昔より視聴率が毎分で取れるようになった」
「気にしないほうが面白い番組が作れるのに」
リスナの意見
・規制が多くなってフリ幅が狭まった
・きっちり詰まっていて家族と話すタイミングがない?
・ドラマが1クールで終わってじっくり見れなくなった?
・企画のパクリが多くなった?
・笑いの合いの手がうざい
・良い映像をスタジオでモニタリング、ワイプは要らない。
・番宣ゲストばかりでイライラ ・・・など
およそ9割は「つまらない」という意見だったらしい(ただし、送られてきたメールの量は過去最多?)番組パーソナリティの鈴木氏も、放送作家の同業者として心当たりがあったりなかったり、加地氏と口さがない論議に花を咲かせていた。パクリとパロディの違いとか、スタジオのモニタリングは通訳として必要とかいろいろ。とりあえずボク個人的には、面白いものとそうでないものの割合が変わっただけでテレビ離れは行き過ぎだと思うだけ。リアルタイム視聴がなくなったほかは、好きな番組をHDDに録り溜めて一気に観るようなスタンスになったので問題はない
それより、由々しき事態なのはラジオのほうだろう(笑)
IPサイマルラジオでradikoの革命があったり、今月2日には、NHKと在京民放ラジオ5局が「はじめまして、ラジオです」で高校生向けにアピールしていたみたいだけど、どこまで音源だけの公共電波で盛り返すか未知数すぎる。テレビ業界よりも変遷が進んでいるラジオ業界。スマホや通信回線が普及して、YouTubeなりUSTなりニコ生なりで誰でも気軽に情報配信ができるようになったし。メディアが多岐にわたれば仕方ない面もあるし難しいわね・・・
多チャンネル化って意味じゃ、テレビよりラジオはまさに選択の幅が広い
radikoは生ものだけど、Podcastやインターネット専用のラジオはいつでも聞ける(アーカイブは課金とか)アニメや声優が好きなら音泉とか響ステーションとかアニラジってジャンルだけで全部聴くのはもう不可能に近い(笑)こういったラジオ形態だと、もう生放送の良さはそんなに重要じゃなくなってきてるんじゃないかな・・・そういう意味じゃ先の「はじめまして、ラジオです」をちょこっと聴いた限り、「ラジオならではの醍醐味」のPRでさえ間違ってないか?とも思う。間違ってるわけじゃないけど、的外れじゃないけど古臭いというか、民放のくせにNHK的というか。ラジオは想像力を掻き立てる有意義なもの?テレビ電話があるのに音声だけの通話をしている人が多いのはラジオ的ってなんだよみたいな!
もう十年以上前、ボクがラジオに触れたのは作業用BGMとしてだった・・・
NHKのクラシック的なやつから、青春アドベンチャーも毎週聴いていた。おたっきぃ佐々木のアニゲとかラジオ日本の競馬中継とかも。当時はパソコンやネット環境はなかったけど、ラジオだと音楽CDをフルで掛けてくれる番組も多かったからコンポに録音してCD買わなかったり(笑)もちろん神奈川に引っ越してからも、NACK5のボイクル、BSQRの帯番組、ナイナイのオールナイト、宮川賢のバツラジや伊集院〜爆笑問題、東京FMではバナナマンの火曜WANTEDも掛け持ちしていた。
少なくとも、生放送だからってメール送ったことは一度もないし、まして想像力を掻き立てるから目をつむって聴くなんてことはなかったぞ?