ちょっちぴり寂しい豊かさ

 がっちりマンデー 昨日(9/18.OA)
 番組冒頭で紹介されたのは東罐興業。同グループは、缶やビン、シャンプーの容器まで≪日本の入れ物≫業界最大手だそうで、

 容器の革命「ヒネルキャップ」を手掛けたようだ。
 
 従来ドレッシングやソースの容器には、プルリングの中栓がついて開けるのに苦労することもある。それがキャップの回転を変えるだけのワンタッチで開けるようにしたもの。3年もの月日を費やし、2010年、世界の入れ物業界のアカデミー賞と言われるワールドスター賞を受賞。わずか1年半で売り上げ5億円というから驚きだ。

 もちろん、驚いたのはビジネス的なアレじゃなくて。

 我が家にも調味料はたくさんある。

 おたふくソースからマヨネーズ、めんつゆとかラー油まですべて100円ショップで済ませているのがボクです。中栓を開けるのが面倒だからって、例えば10円とか50円とか高くてもストレスをなくしたいなんて考えたこともなかった。新しく買うときだけの1回こっきりのストレスだぜ?パソコンや携帯電話は便利だけど、なんでも楽になってしまうのはどうなんだろう。『フリクリ』のハルコさんが言うところの「・・・たまにはまずいラーメン食べてみるのも、なんていうの、人生の豊かさってやつ?」みたいな価値観とはだいぶ離れてしまうようだ。
 
 子どもの事故防止のためにコストかけて100円ライターがなくなる時代。こんにゃくゼリーのクレームとか、消費者庁ゼロリスク万歳!だけど。なんか、ちょっぴり寂しい世の中だわね(笑)